キーボードはずっとPC付属のものを使ってきたんですけど、そろそろちょっといいやつが欲しくなってきました。
それでお店に行っていろいろ触ってみたんですけど、正直あんまり違いわからなかったんですよね。
メカニカルキーボードだと軸の色で押し心地が違うことはわかったし、それは実感できたけど、軸が一緒ならもう全然わからない。
どうせ違いがわからないなら、自分で作るのが愛着がわくしいいかなと思って作ってみようと思ったのが今回の成り行きです。
今回は購入編になります。
組立は次回の記事で書きます。
Aliexpressで自作キーボードキットを選んでみる
調べてみたところ、自作キーボードには以下のパーツが必要なようですね。
- キーキャップ
- スイッチ
- プレート
- スタビライザー
- 基板
- ケース
とはいえ、初めてなのでキットがいいかなと思い、今回はキットを中心に探しました。
で、たどり着いたのがAliexpressで売っていたテンキーレスのXD87 HSキット↓です。
どのキットを買えばいいんだろう
選択肢としてkit1~kit7があり、それぞれの説明が製品ページの下の方に書いてありました。
ざっくりと以下の感じ。
- kit1とkit2:基板 + プレート + ケース(黒/白)
- kit3とkit4:基板 + プレート + ケース(黒/白) + スタビライザー
- kit5:基板 + プレート + ケース + Gateronスイッチ
- kit6:基板 + プレート + ケース + Gateronスイッチ + LED
- kit7:基板 + プレート + ケース + Gateronスイッチ + LED + USB type Cケーブル
光らなくていいんでkit5を選択。
あと、kit5, 6, 7には一見スタビライザーが付いてなさそうだったけど、XD87(無印)のQ&Aを見ると下記のようなやりとりを発見しました。
Q: Does kit 6 or 7 come with stabilizers? It is not in the description
A: any kit come with stabs
こちらにも付属していると期待しておきましょう。 届いたキットを確認したところ、スタビライザーは付属していませんでした。
チャットでショップに聞いてみましたが、やはりついてないとのことです。
Q&Aはあくまでユーザーが回答したものだから、正しい回答が欲しいなら直接聞いて欲しいとのこと。
チャットのレスポンスも早かったですし、他のショップでも次からそうすることにします。
もう一つ迷ったのが、kit5,6,7を選んだ時のケースとスイッチの色指定の方法ですね。 元ページでは
Kit5=XD87 PCB +Stainless steel plate+Plastic Case(Pls mark Black or White one)+90 Gateron Swithces(Pls mark type)
って書いてあるんですけど、注文確定まで選択できるタイミングはなかったです。
なので、注文後にMy Ordersのページの購入製品のところからストアへのメッセージを送れるチャット画面に飛べるので、そこで希望の色を連絡しました。
スイッチの色はどうしようか
Gateronスイッチの色は「キーボードスイッチいろいろ」を参考にさせていただき、Cherry MXの赤軸よりさらに軽いクリア軸というやつを選択しました。
ちなみに、GateronっていうのはCherry MXっていうやつの互換スイッチらしいですね。Cherry MXの特許が切れたから互換スイッチが多く出回るようになっただとか、なんとか。
ホットスワップ
そういえば、今回買ったKPrepublic Storeにもう一つほぼ同じ内容のキットがあったんですけど、こっちはホットスワップ用のパーツが付いてないタイプのようですね。
ホットスワップっていうのは、スイッチを簡単に挿抜できる機構のことみたいです。
ホットスワップ用のパーツがあらかじめ基板に実装されているため、はんだ付け不要でスイッチを付けることができて、製作も楽になりますね。
PCが電源ONのときでも周辺機器を認識できる意味のホットスワップとは別の意味みたいですね。ややこしい。
キットにはキーキャップが付属していないので、キーキャップは別でこちらを購入しました。
届きました
はい。届きました。
キットの方が注文から約2週間、キーキャップの方が約3週間くらいで来ました。
キットの中身はこんな感じ。 他に、ケースを開けるためのピックとおまけのキーキャップが一個、予備のねじが四本ついてました。
基板の表面はこんな感じ。ねこちゃんがかわいい。
基板の裏面はこんなん。ホットスワップ用の部品が各スイッチの位置に実装されています。
基板上にはAtmel製のATMEGA32U4が実装されていました。Arduino LeonardoとかProMicroでおなじみの、USBデバイスとしてふるまえるAVRマイコンですね。
基板の下の窓みたいになっている部分は内層の銅箔が全部抜かれていて、光にかざすとねこちゃんが透けて見えます。
表面のねこちゃんは、ねこちゃんのかたちに銅箔を抜いて書かれてるみたいですね。
周辺のランドはLED実装用っぽいので、光らせるとねこちゃんが光って見えるのかしら。遊び心が合って素敵です。
キーキャップはこんな感じ。調子に乗って無刻印にしてしまいました。キーキャップの取外し用の治具も付いてきました。 ちゃんとお行儀よく並んでパッケージングされてました。
次回、組み立てていきたいと思います。
組立編につづく
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